SAZ向けゲーミングチェアおすすめ|プロ使用率で選ぶ2026年版
※本記事はアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト等)を含みます。順位は prosettings.net が公開しているプロ選手の使用率集計に基づいており、広告主から報酬を受け取ることで順位を変えることはしていません。使用率データが取れない製品は順位の外に置いています。
7月30日にSteamで早期アクセスが始まったSAZの爆弾解除モードは、構造上、撃ち合う時間より椅子の上で待つ時間のほうが長い。マウスやモニターが一瞬を作るデバイスなら、椅子は3時間目以降の自分を作る。俺も原作を撃っていた時代、安い事務椅子で腰を壊してから高い椅子を買った。順番が逆だった。
プロが実際に座っている椅子は何か?
数字から出す。prosettings.netの全ゲーム横断集計(2,395人・2026年8月時点)はこうなっている。
| 順位 | 製品 | 使用者数 | 日本のAmazonで買えるか | 主な使用選手 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | Secretlab TITAN Evo | 198人 | 買える(約6万9千円) | TenZ / ZywOo / XANTARES / ropz / b1t |
| 2 | Razer Iskur V2 | 179人 | ★買えない(後述) | device / rain / johnqt / qck |
| 3 | Blacklyte Kraken Pro | 25人 | ★日本に代理店なし | donk / sh1ro / Alfajer / zont1x |
| 4 | Logicool G × Herman Miller Embody | 24人 | ★出品なし | broky / yay / Aunkere / AsianJeff |
| 5 | Herman Miller Embody(通常版) | 23人 | 買える(約29万3千円) | yay / shroud / mimi / psalm |
| 6 | Blacklyte Athena Pro | 19人 | ★日本に代理店なし | jks / nAts / Nertz / siuhy |
| 7 | noblechairs HERO Black | 15人 | 買える(約6万3千円) | ― |
| 8 | Herman Miller Aeron | 14人 | 買える(約28万7千円) | ― |
| 9 | Sharkoon ELBRUS 3 aTTaX | 12人 | ★出品なし | ― |
| 10 | DXRacer Prince | 9人 | ★出品なし | ― |
| 12 | Backforce One | 7人 | ★日本流通なし | s1mple / tabseN / faveN |
| 11 | noblechairs EPIC | 7人 | 買える(約6万3千円) | ― |
| 14 | Razer Iskur V2 X | 6人 | 買える(約7万円・コラボ版) | ― |
出典:prosettings.net「Best Gaming Chair」2,395人・2026年8月時点。13位 IKEA Markus(7人)と15位 Razer Enki(6人)は本記事の趣旨から外れるため省いた。7人が3機種、6人が2機種で同数のため、順位はprosettings側の掲載順に従っている。16位以下はサイト側が遅延読み込みで隠しており取得できなかった。Amazonの可否と価格は2026年8月6日の実測。
上位2製品で377人、全体の約15.7%。3位以下が一気に1%台まで落ちるのが、このカテゴリの特徴だ。マウスやマウスパッドの分布とは形がまるで違う。
そして表を見て気づくと思うが、上位6機種のうち4つは日本のAmazonで買えない。Blacklyteは日本に代理店が無く、Logicool G版のEmbodyも国内での取扱が確認できない。2位のRazer Iskur V2に至っては、国内正規のASINが2つとも在庫ゼロで、残っているのは30万円の転売出品だけだ。「プロと同じ椅子を買う」は、椅子に限っては物理的に難しい。だからこの記事では、買えるものと買えないものを分けて書く。

この数字を、マウスの使用率と同じように読んではいけない理由
マウスパッドの集計では国産のARTISAN 零がVALORANTプロ679人中120人・17.67%で1位を取っている。あれは選手が自腹で選んだ結果に近い。マウスパッドは試合中に画面へ映らず、ロゴ露出の商業価値が低いので、契約と無関係に好きな布を敷ける余地が大きいからだ。
椅子は逆だ。大会会場のブースにもチーム施設にも、スポンサーの椅子が並ぶ。選手が座っている椅子として集計されるのは、多くの場合その椅子になる。上位2ブランドがeスポーツのスポンサーシップに最も金を出している2社であることは、偶然ではない。
だからこの表の読み方はこうなる。1位と2位は「プロが選んだ椅子」ではなく「プロが座らされている椅子であり、かつ長時間の実戦に耐えている椅子」だ。前者としては弱い証拠だが、後者としては十分に強い。プロの試合日程に何年も晒されて壊れていない、という実績は本物だからだ。
Herman Miller Embody系が合計47人・1.96%しかいないのも、この構図で説明がつく。30万円のオフィスチェアをチームが全選手ぶん用意することはまずないので、これはスポンサー枠ではなく個人が自腹で入れた数に近い。母数の小ささではなく、47人が自分の金で選んだという事実のほうに意味がある。
使用率1位のSecretlabは、いくらで買えるのか?
単一機種としてはプロの使用者が最も多い椅子。TenZ、ZywOo、XANTARES、ropzが使っている。4Dアームレストとマグネット式のヘッドピロー、そして体格に合わせてS/R/XLの3サイズから選べるのが効く。座面寸法が合わない椅子は、どれだけ高くても腰には効かない。
こんな人向け: 1日4時間以上座る人/すでに安い椅子で腰か首をやっている人
同じTITAN Evoでも生地とカラーで値段が動く。実測ではBlack(PUレザー・Rサイズ)が69,650円、Black³(ファブリック)が77,120円、Stealth(PUレザー)が81,950円だった。汗をかきやすいならファブリックを選んでおくほうが、夏場に後悔しない。
VALORANTだけ見ると1位が入れ替わるのはなぜか?
同じprosettings.netでも、VALORANT単独の集計(679人)では順位が逆転する。
| 製品 | VALORANT 679人 | 全ゲーム 2,395人 |
|---|---|---|
| Razer Iskur V2 | 120人・17.65%(1位) | 179人・7.47%(2位) |
| Secretlab TITAN Evo | 84人・12.35%(2位) | 198人・8.26%(1位) |
出典:prosettings.net「Best Chair for VALORANT」679人 /「Best Gaming Chair」2,395人。ともに2026年8月時点。
理由は単純で、Razerがタクティカルシューター側のチームに強く、Secretlabが横断的に強いからだ。SAZは爆弾解除がメインでVALORANT/CS2と同じ土俵なので、競技の近さで言えばIskur V2のほうが参考になる。
ただし、ここで正直に書いておくことがある。
VALORANTシーンで最も使われている椅子。アダプティブランバーサポートが背もたれと連動して腰のカーブに追従する構造で、固定式のクッションを腰に押し当てる方式とは考え方が違う。角を覗くたびに上体が前に出る爆弾解除では、この追従性が効く。
こんな人向け: 買うならRazer公式か、正規取扱店の在庫を確認してからにする人
使用率1位なのにボタンを置いていないのは、置ける価格の出品が無いからだ。クリックさせて30万円のページに落とすくらいなら、リンクを張らないほうがいい。Razer公式サイトか家電量販店の在庫を自分で確認してほしい。価格が正常に戻ったらここにリンクを追加する。
では、Razerの椅子は買えないのか
買える。ただし別モデルになる。2026年8月6日にAmazon.co.jpのRazerチェアを全部調べたところ、出品されているのは下位機の「Iskur V2 X」だけで、価格は約6万8千円〜6万9千円と正常だった。
ここは間違えやすいので、はっきり書いておく。上のVALORANT使用率1位(679人中120人・17.65%)は「Iskur V2」の数字であって、「V2 X」の数字ではない。両者は別製品で、V2 Xは背もたれ連動のアダプティブランバーサポートを積んでいない。腰のサポートは内蔵の固定式で、アームレストも4Dではなく2Dだ。プロが使っているのはV2のほうなので、V2 Xを買っても「プロと同じ椅子」にはならない。ただしV2 X自体にも実績はあって、全ゲーム2,395人の集計で14位・6人が使っている。V2の179人とは桁が違うが、ゼロではない。
そのうえで、6万円台で買えるゲーミングチェアとしての完成度は高い。座面幅が広く、152度リクライニングと高密度フォームは上位機と共通だ。Razerの座り心地を試したいが30万円は論外、という現実的な着地点になる。
Amazon.co.jpで正常価格で買える唯一のRazerチェア。ランバーサポートは内蔵の固定式で、上位機のような背もたれ連動ではない。それでも幅広シートベースと152度リクライニングは共通で、6万円台としては素直に良い。ここで挙げているのはエヴァンゲリオン初号機ならぬEVA-02エディションで、日本正規代理店保証品だ。同じ価格でゼンレスゾーンゼロ版もある。素のライトグレー版はAmazonでは輸入品扱い(関税・国内保証なし)になっていたので、保証を取ってコラボ意匠のほうを選んだ。
こんな人向け: Razerで揃えたい人/コラボ意匠が気にならない人
3位と6位のBlacklyteは、日本では買えない
集計3位のKraken Pro(25人・donk / sh1ro / Alfajerが使用)と6位のAthena Pro(19人・jks / nAtsが使用)は、どちらもBlacklyteというブランドだ。CS2とVALORANTのトップ選手がまとまって使っている。
だが日本に代理店が無く、Amazon.co.jpに出品が1件も存在しない。米国Amazonには在庫があるが、あちらのASINを日本のURLに付けても商品ページは開かない。公式サイトからの個人輸入だけが手段になる。
同じ価格帯で、同じ「ハイエンドPUレザー+内蔵ダイヤル式ランバー+スチールフレーム」の設計思想を持ち、しかも日本で買えるのがnoblechairsだ。集計では7位・15人で、Blacklyteの2機種合計44人には届かないが、ブランド単位では第4勢力にあたる。
ドイツ発のブランドで、バケットシート形状にダイヤル式のランバーサポートを内蔵している。Blacklyteが座面幅の広いファブリック志向なのに対し、HEROはPUレザーで身体を包み込む方向だ。座面の奥行きが深めなので、身長175cm以上のほうが噛み合いやすい。
こんな人向け: 身長175cm以上/Blacklyteの設計思想を日本で買いたい人
4位のEmbodyは買えないが、5位のEmbodyは買える
ここは紛らわしいので分けて書く。集計4位の「Logicool G × Herman Miller Embody Gaming Chair」(24人・broky / yayが使用)は、銅入り冷却フォームと専用カラーを持つゲーミング版で、Amazon.co.jpに本体の出品が無い。ハーマンミラー公式ストアでも在庫切れだった。
一方、集計5位の通常版のEmbody(23人)は、Amazonに【正規品】として出品がある。価格は約29万3千円で、ハーマンミラー日本公式ストアの価格と一致している。転売ではない。
両者はフォーム材とカラー展開が違うだけで、PostureFit仙骨サポートとBackFitという骨格は同じだ。4位と5位を足すと47人になるが、そのうち買えるのは5位のほうだけという状況になっている。
背骨のカーブに合わせて背もたれ全体がピクセル単位で沈む構造で、姿勢を変えても背中が離れない。yay、shroud、mimi、psalmが使っている。30万円という価格は、チームが全選手ぶん用意する額ではない。つまりこの23人は、ほぼ全員が自分の金で買っている。その事実のほうが人数より意味がある。
こんな人向け: 1日8時間以上机にいて、椅子に上限を設けない人
8時間座るなら、ゲーミングチェアではない選択肢もある
在宅仕事とゲームが同じ椅子なら、素直にオフィスチェアでいい。ゲーミングチェアの形状はレーシングシートの派生で、体を左右から挟んで固定する思想だ。座る時間が延びるほど要るのは固定ではなく、姿勢を変えても背中がついてくることと汗が抜けることだ。
プロの集計でHerman Miller Embody系が47人(1.96%)いるのは、まさにこの層だ。スポンサーの椅子ではなく、自分の金で座り心地を買った人たちの数字になる。
ゲーミングチェアではない。メッシュで背面が蒸れず、独立可動のランバーとヘッドレストで前傾でも後傾でも背中が追ってくる。1日8時間以上机にいる人には、この記事で唯一「投資」と呼べる選択肢だ。プロの使用率データにこの型番は出てこないので、順位はプロ使用率ではなく用途で置いている。
こんな人向け: 在宅ワークとゲームが同じ椅子の人。汗をかきやすい人
予算を5万円台に抑えるなら
上の3つはいずれも7万円以上だ。そこまで出せない場合の現実的な着地点を書いておく。
プロの使用率集計には入っていない。ただしフレーム剛性と座面の耐久が上の帯に近く、毎日5時間座っても形が崩れるまでが長い。国内代理店の保証と補修部品があるので、ガスシリンダーが寿命でも椅子ごと捨てずに済む。Amazonが直接販売しているので、上のIskur V2のような転売価格を掴む心配もない。
こんな人向け: 予算5万円台。5年は買い替えたくない人
いま決めきれないなら、候補をカートに入れておくだけでもいい。Amazonはカートに入れた商品の情報が一定期間保持されるので、値動きを見てから決められる。椅子は値幅が大きい商材なので、これは実際に効く。
デバイスに何万円もかけるのに、椅子だけ据え置きの人は多い。だが1日に最も長く触れているのは椅子だ。DXRACERはeスポーツのプロリーグでも使われているブランドだが、上に挙げた prosettings.net の全ゲーム2,395人の集計では上位5機種に入っていない。つまり「使われている実績はあるが、プロの主流ではない」というのが2026年8月時点の正確な位置づけだ。そのうえで、座面の高さと自分の身長だけは買う前に必ず確認してほしい。
DXRACERのラインナップを見る爆弾解除で最初に死ぬのが腰と首なのはなぜか?
SAZの核は5マップの爆弾解除で、攻守交代のあるラウンド制だ。同じ姿勢で固まる時間が構造的に長い。ランクマッチはアカウントレベル9(軍曹Ⅰ)から解放なので、そこに届くまで何試合も回すことになる。
腰が先に落ちるのは前傾と骨盤の関係だ。角を覗く瞬間は上体が前に出る。骨盤が後ろに倒れたまま前傾すると、腰椎の一番下に体重が集中する。ランバーサポートは腰を押す道具ではなく、骨盤を立てて背骨のカーブを保つくさびだ。だから高さを調整できるかが効く。Iskur V2の追従式が評価されているのも、覗くたびに動く上体に対してくさびの位置がずれないからだ。
首は重量と高さの問題だ。足音を拾おうと前のめりになると頭が体より前に出る。頭は数キロあるので、出た分だけ首の後ろが引っ張られ続け、そこにヘッドセットの重さが乗る。座面高とモニターの高さが噛み合わなければ椅子だけ替えても直らない。デスクとモニターアームと足音が聞こえるヘッドセットも同時に見直せ。
肘掛けも見落とされる。CS2プロのキーボード集計で上位機種がテンキーレス以下に寄っているのは、ローセンシでマウスを大きく振る余地を作るためだ。腕ごと振る人は肘掛けが高いとスイングがぶつかる。上下昇降は必須で、TITAN Evoの4Dアームレストが効くのはここだ。数字で選べるデバイスはプロ使用率データまとめに、椅子の基礎はゲーミングチェアの選び方にまとめてある。
買う前に確認する寸法は3つだけでいい
1つ目は座面高。足裏全体が床につき、膝が90度前後になる高さに落ちるか。ここが合わないと骨盤が傾いて、ランバーサポートは効かなくなる。
2つ目は座面の奥行き。深く座って背中がしっかり当たった状態で、膝裏に指2本ぶんの隙間が残るのが目安だ。奥行きが余ると、背もたれに届かせるために浅く座るしかなくなり、結局は猫背になる。TITAN EvoがS/R/XLに分かれているのは、この1点のためだ。
3つ目は耐荷重と推奨身長。これは壊れるかどうかの数字であると同時に、その椅子がどの体格を想定して作られたかを示す指標でもある。通販で座れないぶん、この3つだけは仕様表で潰しておけ。
ゲーミングチェアを買わない方がいい人は?
3つある。1つ目は机の高さが合っていない人。肩がすくむ状態は椅子では直らないので、先に机とモニターの高さを直せ。
2つ目は、椅子と周辺機器のどちらかしか買えない人。勝敗に直接効くのはモニターとマウスだ。prosettings.netのVALORANTプロ679人集計では、分析対象の全プロが240Hz以上を使っていて、360HzのZOWIE XL2566Kが164人・24.15%で1位。つまり描画の速さは金を払う価値が明確に見えている領域だ。椅子は勝つための道具ではなく、3時間目以降に落ちないための道具でしかない。配分は予算別セットアップで組み直せる。
3つ目は部屋が狭い人と、汗をかきやすい人。メッシュのオフィスチェアに行ったほうが満足度は高い。ゲーミングと名前が付いているかどうかは、腰には関係ない。

数字だけで決めるならSecretlab TITAN Evo、6万円台で質を取るならnoblechairs HERO、上限を設けないならHerman Miller Embody。競技の近さで言えばRazer Iskur V2が本命だが、日本では買えない状態が続いている。他のデバイスと組むならデバイスおすすめまとめから順に潰せばいい。椅子は最後に効いてくる。





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