VALORANT・Apexの感度をサドンアタック ゼロポイントへ移す方法|振り向きcmをそろえる移行ガイド
新しいFPSの初日でいちばん萎えるやつ、知ってますか。エイムが合わない以前に「マウスが手から浮いてる」感覚。VALORANTやApexで何百時間も積んできた振り向きの感覚が、サドンアタック ゼロポイント(SAZ)のデフォルト感度だと全部リセットされる。あれで初日にやる気を失う人を、元FPSプロとして何人も見てきました。
でも本当はもったいない。あなたの「正しい振り向き」はもう体に入ってる。やることは新しい感覚を作ることじゃなくて、慣れた感覚をSAZに引っ越すだけ。この記事は、VALORANT・Apexの感度をSAZに移し替えて、CBT初日から手に馴染ませるための実務ガイドです。
先に言っておくと、SAZの感度スケール(ゲーム内数値1.0が何度に相当するか)は2026年6月時点でまだ公開されていません。だからこの記事は「SAZの感度は〇〇にしろ」という断定はしません。どのゲームにも通用する移行の方法論を渡します。これを持っておけば、SAZが正式リリースされても、次にまた別のFPSが来ても、毎回5分で自分の感度を再現できます。
CBT全体の準備はSAZ最終CBT参加方法ガイドに、初日にやるべきことはCBT初日チェックリストにまとめてあるので、この記事と合わせて読むと初動がスムーズです。

そもそも感度って何を移せばいいの?
移すべきは「ゲーム内の感度数値」ではありません。数値はゲームごとに意味が違うので、コピペしても全然合いません。移すのは振り向き距離(cm)、つまり「マウスを物理的に何cm動かしたらキャラが180度(または360度)回るか」という体の感覚です。
ここを取り違えると一生合わない。VALORANTの感度0.4をSAZの設定にそのまま0.4と打ち込んでも、内部の計算式が違えば振り向きはバラバラになります。逆に言えば、振り向きcmさえ一致させれば、ゲーム内数値が何であろうと手の動きは完全に同じになる。これが横断管理の核心です。
身体は「マウスをこのくらい動かすと敵に照準が乗る」という距離感を覚えています。数値ではなく距離。だから移行の作業は全部、cmに翻訳してからやります。
eDPIってよく聞くけど、結局なんなの?
eDPIは「実効感度」を表す一個の数字で、計算はシンプルです。
eDPI = マウスのDPI × ゲーム内感度
たとえば800DPIでVALORANTの感度0.25なら、eDPIは800×0.25=200。1600DPIで感度0.125でも、1600×0.125=200。この2つは数値の見た目こそ違うけど、実効感度は完全に同じです。マウスを同じ距離動かせば、画面は同じだけ回る。
なぜこれが大事かというと、DPIとゲーム内感度を別々に見ても比較できないから。eDPIという1つの数字に畳むことで、「自分は今これくらいの速さで振っている」を機種やゲームをまたいで管理できる。VALORANTの平均eDPIは220前後、Apexはゲームの設計上もっと高めという目安もあります(参考)。
ただしeDPIはゲーム内の同一タイトルでDPIと感度の組み合わせを比べるための数字です。違うゲーム間でeDPIをそのまま揃えても感度は一致しません(計算式が違うから)。ゲームをまたぐときは、次の振り向きcmに変換します。
振り向きcmはどう計算するの?
VALORANTには明快な公式があります。
振り向き(cm/180°) = 6532 ÷ eDPI
6532というのはVALORANTの仕様から決まる定数です(参考)。たとえば800DPI・感度0.25ならeDPIは200、振り向きは6532÷200=約32.7cm。つまりマウスを32.7cm動かすと180度回る。これがあなたの「体に入っている距離」です。
Apexにも同じ考え方の振り向き計算があり、ゲーム内感度とDPIから180度・360度の距離を出せます。ただしApexとVALORANTはFOV(視野角)の扱いが違うため、同じ振り向きcmにしても画面の見え方・追いやすさは微妙にずれます(参考)。だから「数字を移す」のではなく「自分の基準cmを決めて、それを各ゲームで再現する」のが正解になります。
自分でcmを電卓で出すのが面倒なら、振り向き計算ツールのようなコンバーターにDPIと感度を入れれば一発でcm/180°が出ます。まずは今メインで使っているゲームの自分の振り向きcmを、ここで確定させてください。これが移行の出発点です。
自分の振り向きcmはどのくらいが目安?
海外の研究系の記事では、FPSの感度は20〜50cm/360°がゴールデンゾーンと言われます。まず35cm/360°あたりに置いて、そこから少しずつ増減させてテストするのが王道です(参考)。
ざっくりの肌感:
- ローセンシ(精密重視・腕で振る): 振り向き180度で25cm以上
- ミドルセンシ(バランス): 180度で15〜25cm
- ハイセンシ(手首速い・反応重視): 180度で15cm以下
SAZは爆破解除とTDMが核の、撃ち合いが近〜中距離で発生するタクティカルFPSです。VALORANT寄りの「止まって正確に当てる」局面が多いので、自分がVALORANTで使っている振り向きcmがそのままSAZでもベースとして機能しやすい。Apexのトラッキング寄りハイセンシをそのまま持ち込むと、SAZの止め撃ちで照準が暴れがちなので、移行後に少し下げる前提で持っていくと馴染みが早いです。
このあたりの基礎用語に不安があれば、FPS初心者向け用語集とFPS感度・センシ設定ガイドに下地をまとめてあります。
DPIは800と1600どっちにすればいい?
結論、DPIは800を基準にして、ゲーム内感度で振り向きcmを合わせるのがいちばん潰しが効きます。多くのプロが400か800を使い、1600はその倍速計算で同じeDPIを作れる、という関係です(参考)。
DPIを800に固定する理由はシンプルで、ゲームをまたいだときの計算が楽だから。基準DPIを1つ決めておけば、あとはゲーム内感度をいじるだけで全タイトルの振り向きcmを揃えられます。複数のFPSを行き来する人ほど、DPIは1つに固定したほうが頭が混乱しません。
センサー性能的には800でも1600でも実用上の差はほぼ無視できるので、「すでに1600で長年やってる」人は無理に変えなくてOK。大事なのはDPIの数字そのものより、最終的な振り向きcmが慣れた値に乗っているかどうかです。

VALORANT・Apexからの具体的な移し替え手順は?
実際の引っ越しは5ステップで終わります。CBTのダウンロードを待ってる間にやっておけば、起動した瞬間から戦える状態になります。
- 今の自分の振り向きcmを確定する。メインゲーム(VALORANTかApex)のDPIとゲーム内感度を振り向き計算ツールに入れ、cm/360°(または180°)をメモ。これがあなたの「正解の距離」。
- DPIを基準値に固定する。800を推奨。すでに1600なら1600のままでもいい、とにかく1つに決める。
- SAZを起動してデフォルト感度で1回振り向いてみる。デフォルトが自分の基準より速いか遅いかを体で確認する。
- マウスパッドに物理マーキングして実測する。マウスを基準cm分(例: 35cm)動かしたとき、SAZのキャラがちょうど360度回るかを目視で合わせる。回りすぎなら感度を下げ、足りなければ上げる。SAZの感度数値が何であろうと、この実測合わせなら確実に一致します。
- 射撃場・Bot練習で5分だけ慣らす。SAZはCBTでBot練習が追加されているので、最初の数分はそこで振り向きと止め撃ちを確認してから対人に出る。
ポイントは手順4。SAZの感度スケールが未公開でも、物理的に360度回す距離を実測すれば計算式を知らなくても完全一致させられる。これが「数値を知らなくても移行できる」最強の方法です。机に付箋を2枚貼って、マウス開始位置と35cm先に印を付けるだけ。原始的だけど一番確実です。
VALORANTやApexと完全に同じにすべき?
しなくていい、というのが正直な答えです。同じにすべきは「振り向きcmの感覚」であって、撃ち方そのものはゲームで最適解が違います。
VALORANTは止まって正確に置く、Apexは動く敵を追い続ける。SAZはこの2つの中間で、爆破解除では止め撃ちの精度、TDMでは素早い切り返しの両方が要ります(VALORANTとApexで感度を合わせるべきか)。だから移行直後は「慣れたcm」で入って、SAZで実戦を重ねながら数cm単位で微調整していくのが現実的です。
VALORANT勢・Apex勢それぞれの立ち回りの持ち込み方は、VALORANTプレイヤー向けSAZガイドとSAZとCS2・VALORANTの比較で詳しく書いているので、感度を合わせたら次はそっちで撃ち方を最適化してください。
移行で初日にやっておくと差がつくこと
感度を合わせたら、それを忘れる前に紙やスマホのメモに残しておく。SAZの正式リリース時、またゼロから合わせ直す羽目になるからです。記録するのは「基準DPI・SAZのゲーム内感度値・実測した振り向きcm」の3つ。この3点さえあれば、次回は3分で再現できます。
CBT期間は短い(2026年7月9日〜13日、申込は7月11日14:59まで)ので、感度の試行錯誤に初日全部を溶かすのはもったいない。慣れたcmにサッと合わせて、残りの時間はマップとBlack Marketの探索に回したほうがCBTを味わい尽くせます。装備のカスタムは武器カスタマイズ・パーツガイドに、マップの構造は最終CBTマップ解説にまとめてあります。
感度は才能じゃなくて再現の作業です。あなたが他のFPSで積んだ時間は、ちゃんとSAZに持ち越せる。まずは最終CBTの参加方法からアクセスをリクエストして、初日に手が浮かない状態で撃ち合いに飛び込みましょう。
参考にした主な情報源:




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