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SAZ向けマウスパッドおすすめランキング|国産ARTISANが世界1位の理由

※本記事はアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト等)を含みます。順位はプロの実使用率データに基づいており、広告主から報酬を受け取ることで順位を変えることはしていません。

マウスやモニターの話は盛り上がるのに、マウスパッドは「布なら何でもいい」で片付けられやすい。だが照準が狙った場所で止まるかどうかを最後に決めているのは、マウスの重量ではなく手のひらの下にある面の摩擦だ。VALORANTのプロ679人の集計(2026年7月30日時点)では、1位はARTISAN NINJA FX 零で120人・17.67%。同じ679人のマウス集計の1位(Razer Viper V4 Pro・111人・16.35%)と比べても、カテゴリ内トップのシェアはパッドのほうが高い。しかも作っているのは日本のメーカーだ。爆破解除が核の『サドンアタック ゼロポイント』(SAZ)でも手に要求される動きはほぼ同じなので、この偏りはそのまま参考にできる。

この順位の根拠順位はprosettings.net集計のVALORANTプロ679人(2026年7月30日時点)のマウスパッド使用率をそのまま並べたもので、俺の好みでは決めていない。そのうえで「なぜその偏りが起きるのか」と「爆破解除が核のSAZにどう効くのか」を各項目で説明する。価格は2026年8月時点の目安で、サイズと厚みによって変わる。
SAZのキーアート。爆破解除が核の5対5タクティカルFPS
止まって撃つ比率が高いゲームほど、パッドの「止まり方」が成績に直結する/画像:SUDDEN ATTACK ZERO POINT 公式

なぜマウスパッドの1位が国産のARTISANなのか?

ARTISANは零が120人・17.67%、Type-99が32人・4.71%。合計152人で、679人の22.4%をこの1ブランドが占める計算になる(順位表の1位と5位の合算)。2位のPulsar eS Saturn Proが43人・6.33%だから、零単体で見ても差は3倍近い。

俺の見立てはこうだ。マウスパッドは、ギア類の中でスポンサー縛りがいちばん緩い。試合中に画面へ映るわけでもなく、ロゴ露出の商業価値が低いから、選手は契約と無関係に好きな布を敷ける余地が大きい。つまりこのカテゴリの使用率は、他のどのカテゴリより「本音の選択」に近い数字になる。そこで国産の中小メーカーが世界の頂点を取っているという事実は、宣伝や供給力ではなく手触りで勝ったということだ。

タクティカルFPSでコントロール寄りが選ばれるのはなぜ?

布パッドは、動き出すのに必要な力(静止摩擦)より、動いている最中に効く力(動摩擦)のほうが小さい。滑走が速い、いわゆるスピード寄りのパッドは動き出しが軽くて気持ちいいが、その代わり狙った位置で腕を止めた瞬間に数ミリ滑り残る。

爆破解除の撃ち合いは、その数ミリが致命傷になる構造をしている。カウンターストレイフでキャラを止め、クロスヘアも同時に止め、止まった状態で最初の弾を当てる。止め位置が毎回1〜2ミリぶれると、距離が伸びるほど角度誤差として拡大して、頭の高さから外れる。中程度の滑りを選ぶ選手が多いというのが俺の見立てで、それは速さを捨てて停止位置の再現性を買っているからだ。この止めの動作そのものはストッピングとカウンターストレイフの練習で詳しく分解している。

もうひとつは安定性だ。手汗や湿度で表面の効きが変わると、同じ振り幅が同じ角度にならない。長時間の連戦で挙動が変わらないことが、上位モデルの実質的な価値になっている。

VALORANTプロ679人のマウスパッド使用率ランキングは?

以下は同じ679人の集計を上位から並べたものだ。なお集計上7位のZOWIE G-SR-SE(21人・3.09%)は、本記事で購入リンクを用意できていないためカードを立てていない。順位の番号は集計をそのまま使うので、最後のLogicool G640は8位として扱う。

1ARTISAN NINJA FX 零VALORANTプロ679人中120人・17.67%

プロ選手の使用率(2026年7月時点の公開集計)

VALORANT プロ17.67%679人中120人

2位に3倍近い差をつけた単独トップ。俺の見立てでは、パッドはマウスやモニターより契約で押し付けられにくいカテゴリだ。その中でこのシェアが出ているという事実自体が、止めの再現性を求める選手の到達点を示している。SAZの爆破解除のように「止まってから撃つ」比率が高いほど恩恵が出る。

強み国内メーカーなので、同じものを再購入しやすい。ベースの硬さとサイズを選べるため、腕全体で止めるタイプにも手首で詰めるタイプにも寄せられる
弱み布パッドとしては高い部類。硬さの選択肢がある分、最初の1枚で自分に合うものを引けるとは限らず、外した時の授業料が大きい

こんな人向け: 1枚を長く使い込みたい人。撃ち合いで照準の止まる位置が毎回ズレている自覚がある人

サイズと硬さで価格が変わる(2026年8月時点)Amazonで見る
2Pulsar eS Saturn ProVALORANTプロ679人中43人・6.33%

プロ選手の使用率(2026年7月時点の公開集計)

VALORANT プロ6.19%679人中42人

1位と11ポイント以上開いた2位。ただしPulsarは同じ679人のマウス集計でもブランド別45人・6.63%を持っている。マウスから入ってパッドまで同じブランドで揃えた選手が積み上げた数字、と読むのが自然だ。

強みマウス側と同じブランドで環境を統一できる。長寿の定番ではなく現行世代から選びたい人の受け皿になっている
弱みARTISANやQcKのような長期の定番ではないぶん、1年2年と使い込んだ後の劣化についての情報が集めにくい

こんな人向け: すでにPulsarのマウスを使っている人。定番以外の現行世代から選びたい人

XLSQ 約6千2百円(2026年8月6日実測)Amazonで見る
3Razer Gigantus V2(L)VALORANTプロ679人中38人・5.60%

プロ選手の使用率(2026年7月時点の公開集計)

VALORANT プロ5.60%679人中38人

Razerの標準的な布パッド。同じ集計でRazerはマウスのブランド別シェアが307人・45.21%と圧倒的なので、マウスの流れでそのまま敷かれている面は否定できない。逆に言えば、変わったことをしない素直な布として広く通用しているということでもある。

強みサイズ展開が広く、大判まで選べる。入手性が高く、最初の1枚として失敗しにくい
弱み尖った長所もない。止めの効きを積極的に買いに行くなら、上位2枚のほうが目的に合っている

こんな人向け: まず標準を1枚敷いて基準を作りたい人

Lサイズ 約1千8百円(2026年8月6日実測)Amazonで見る
4VAXEE PAVALORANTプロ679人中33人・4.86%

プロ選手の使用率(2026年7月時点の公開集計)

VALORANT プロ4.86%679人中33人

VAXEEはマウスでもブランド別30人・4.42%を持つ。派手な機能を売りにしないメーカーで、パッドも同じ思想の延長にある。上位3枚には届かないが、679人中33人・4.86%はこのカテゴリの4位にあたる数字だ。

強みブランドとしてコントロール寄りの方向が一貫していて、マウスと組み合わせた時の想定が立てやすい
弱み上位3枚に比べると使用者が少なく、自分に合うかどうかを判断するための参考情報を集めにくい

こんな人向け: すでにVAXEEやZOWIE系の道具で環境を組んでいる人

約5千円(2026年8月6日実測)Amazonで見る
5ARTISAN NINJA FX 99式VALORANTプロ679人中32人・4.71%

プロ選手の使用率(2026年7月時点の公開集計)

VALORANT プロ4.71%679人中32人

ARTISANの2枚目がここに入る。零と合わせて152人・22.4%になり、ブランド単位ではこのカテゴリで完全に頭ひとつ抜けている。零とは性格の違うラインなので、零を試して合わなかった人の受け皿として機能している。

強み同じメーカー内で性格違いを選べる。硬さやサイズの考え方が共通なので、零で掴んだ感覚を持ち越して選び直せる
弱み零とどちらが自分に合うかは数値では決まらない。両方を触れる店が近くにないと、事実上の賭けになる

こんな人向け: 零を使ってきて、もう少し違う性格を試したくなった人

SOFT XL 約6千8百円(2026年8月6日実測)Amazonで見る
6SteelSeries QcK HeavyCS2プロ931人中131人・14.07%(CS2で1位)

プロ選手の使用率(2026年7月時点の公開集計)

VALORANT プロ3.98%679人中27人

何世代も前から定番として残っている厚手の布。27人・3.98%という数字は、流行が何周かしても離れない層が一定数いることを意味する。厚みがあるぶん、机の硬さや微妙な歪みを吸収してくれるのも実務的な利点だ。

強み価格を抑えつつ長く使える。厚手なので、天板が硬いデスクでも腕への当たりが柔らかい
弱み設計は古い世代のもので、近年のモデルほど表面加工に凝ってはいない

こんな人向け: 予算を先にPCやモニターへ回したい人。厚手のクッション性が欲しい人

価格を抑えたい人向けの定番(2026年8月時点)Amazonで見る

いま決めきれないなら、候補をカートに入れておくだけでもいい。Amazonはカートに入れた商品の情報が一定期間保持されるので、値動きを見てから決められる。

上位3枚は数字の上で何が違う?

項目ARTISAN NINJA FX 零Pulsar eS Saturn ProRazer Gigantus V2
使用人数120人42人38人
使用率17.67%6.19%5.60%
カテゴリ内順位1位2位3位
同ブランドのマウス使用率同集計に該当なし45人・6.63%307人・45.21%

出典: prosettings.net集計のVALORANTプロ679人(2026年7月30日時点)。マウスのブランド別シェアも同じ679人の集計。

Razerだけマウスのシェアが突出しているのが分かる。つまりGigantus V2の5.60%には「マウスがRazerだから」という慣性が含まれている可能性が高く、逆に零の17.67%はマウスを作っていないメーカーが単独で積み上げた数字だ。同じ順位表でも、票の重みが違う。ギア全体の分布はプロのデバイス使用率データ2026にまとめてある。

SAZの爆破解除マップ。長い射線とアングルの多い構造
射線が長いマップほど、止め位置の数ミリのズレが角度誤差として拡大する/画像:SUDDEN ATTACK ZERO POINT 公式

低感度ならなぜ大判が必要になる?

同じ679人のデータでは、プロの69%が400 DPIか800 DPIで、eDPIは200〜400に収まる選手が多い。VALORANTの換算式に当てはめると、eDPI 400で360度の振り向きに約33cm、eDPI 200なら約65cmの実距離を横に動かす計算になる(cmの数値は換算による目安)。

もっとも、試合中に360度を一息で回す場面はほとんどない。爆破解除で必要なのは90度前後の振り返りで、eDPI 300なら約11cm。問題はそこではなく、マウスが中央に戻ってこないことにある。左右に振るたびにホームポジションは片側へ寄っていくので、11cmの動作に対して左右へ倍の余白がいる。だから低感度寄りの人ほど、横45cm級の大判が現実的な選択になる。感度をどう決めるかはVALORANT・Apexからの感度換算で先に固めたほうがいい。

逆に、eDPI 400以上でほぼ手首だけで振っているなら、大判は場所を食うだけで得は少ない。サイズは感度から逆算するもので、大きければ偉いわけではない。

SAZ用に結局どれを買えばいい?

止め位置のばらつきを潰したい、そのために予算を割ける、という人はARTISAN 零。数字がそれを支持している。予算を抑えて標準を作りたいならGigantus V2かQcK Heavy。この2枚で撃ち合いに負けるとしたら、原因はパッドではない。

そして買わない理由も書いておく。いま使っている布の縁がほつれておらず、表面のテカりもなく、マウスソールが引っかかる感触もないなら、買い替えても勝率は動かない。パッドは寿命が来た時と、性格を変えたい時に交換するものだ。滑りが不安定に感じる原因がソール側にあることも珍しくないので、先にマウスソールとバンジーを疑ったほうが安く済む。素材ごとの違いや手入れの話はマウスパッドの選び方2026にまとめてある。

もうひとつ、この順位表そのものの限界も書いておく。ここに並んでいるのはVALORANTプロ679人の集計であって、SAZの競技シーンの集計ではない。SAZは2026年7月30日に早期アクセスが始まったばかりで、プロの使用率と呼べるデータはまだ存在しない。使えるのは「止まって撃つ競技で何が選ばれてきたか」という間接的な根拠までだ。SAZの公式動作環境自体はGTX 1060 3GB・メモリ16GBと軽く、周辺機器に予算を回しやすいゲームでもある。

なお俺はSAZの早期アクセス版をまだ触っていない。ここで書いたのはあくまで、同じ爆破解除系の競技で積み上がったデータと、摩擦という物理の話だ。マップの射線が判明していけば最適な感度は動くだろうが、止まって撃つという構造が変わらない限り、パッドに求めるものは変わらない。

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