いつの間にここまで来てた──『SUDDEN ATTACK ZERO POINT』全テスト史をたどる
原作のサドンアタックを擦り倒した世代からすると、『SUDDEN ATTACK ZERO POINT』(以下SAZ)って、気づいたらやたら先の段階まで進んでた感がすごい。発表が2025年3月、Steam公開が同年5月、それでもう2026年7月にはFinal CBTが組まれてる。俺もある日「あれ、もうクローズドの最終までいくの?」ってなった口で、正直この一年の進み方は速い。
SAZがどういうゲームかを一行で言うと、2005年に韓国GameHiが作った初代サドンアタックのリマスターだ。開発はNEXON Games、運営はNEXON。日本では2007年OBT〜2019年サービス終了まで走った、あの爆破解除のゲーム。SAZもそこは変わらず、爆破解除とTDMを核に据えてる。Steamで配信中、基本無料。ここまでは公式情報で固い。
問題は「じゃあここまでどんなテストを踏んできたの?」って話で、これが日本だとほとんど整理されてない。タイで非公開テストやってたとか、Steam Next Festでデモ出してたとか、知らない人のほうが多いと思う。なので一回、時系列で全部並べる。
2025年3月、ショーケースでの初お披露目

スタートはNEXONのショーケース。2025年3月に「こういうの作ってます」と初めて公の場に出た。ここはまだ「発表」の段階で、触れるものは何もない。ただ原作勢としては、ロゴ見た瞬間に「サドンの名前で来たか」とザワッとくるやつ。あの頃の記憶が一気に呼び起こされて、期待で胸が高鳴る瞬間だ。
そして約2ヶ月後、2025年5月28日にSteamページが公開される。ここで一個重要なのが、韓国は地域ロックで弾かれてて、しかも韓国語非対応だったこと。原作の母国が外されてるという、なかなか珍しい船出だった。この扱いが韓国側の温度感をけっこう決めてる気がする。
2025年7月、タイ・バンコクの「非公開」FGT
ここが日本でまず報じられてない部分。2025年7月頃、タイのバンコクにあるPC房(ネカフェ)でFGT(Focus Group Test)が行われた。非公開・少人数・2日間。中身は爆破解除とTDMで、要は核となるモードを実機で詰める回。
ぶっちゃけ詳細な数値はほぼ出てない。何人呼んだ、どんなフィードバック取った、っていう細かいところは公開情報として確認できる範囲を超える。だから俺もここは断定しない。ただ「現地のPC房に人を集めて、2日かけて爆破とTDMを実際に触らせた」という事実があること自体が、開発のリアルな進捗としてデカい。発表から数ヶ月でもう対面のクローズドテストをタイで回してたわけで、原作勢が「いつの間にそんな段階に」ってなるのはここからだ。
なぜタイか、何人だったか、みたいな深掘りは正直情報が足りないので[要確認]としか言えない。けど、無いことにされてるよりは「あった」と知っておくほうが、後のNext FestやCBTの位置づけが見えやすくなる。
2025年10月、Steam Next Festデモで一気に表に出る
非公開のFGTから一転、2025年10月13日〜20日のSteam Next Festで、誰でも触れるデモが出た。期間は8日間。ここで初めて「規模感」が数字で見える。
- キャラクター:10体
- マップ:4種
- 主武器:10種/副武器:4種
- 武器パーツ:202種
武器パーツ202ってのが個人的にグッときた。リマスターとはいえ、カスタム周りはかなり盛る気があるんだなと。原作の「とりあえず撃って覚える」ノリから、今どきのアタッチメント文化を取り込もうとしてる。8日間オープンに開けたってことは、サーバーやマッチングを一定規模で叩く意図もあったはず。FGTの「2日・非公開」から、Next Festの「8日・全公開」へ。開き方が明確にスケールしてる。
2026年7月、Final CBT──数字が全部ひと回りデカくなった

そして2026年7月9日〜13日(KST)に組まれたのがFinal CBT。「Final」って付くだけあって、Next Festからの伸びがそのまま数字に出てる。
- 主武器:10 → 13種
- 副武器:4種
- 専用パーツ:200以上+共用36
- キャラクター:10体(うちCQB特化2+爆破解除4)
加えて、北米専用サーバーが新設された。Steam上で「アクセスをリクエスト」を押せば全員参加できる形なので、抽選で落ちて泣く、みたいなのは無い。誰でも入れるFinal CBT、というのは間口として相当やさしい。
Next Fest→Final CBTで何が変わったかを並べると、けっこう手が入ってる。
- 主武器 10→13、武器パーツの再編
- マップ拡張
- Black Market(プレイヤー間取引)の新規導入
- 最適化の大幅改善
- Bot練習(TDM/爆破)の追加
- 北米専用サーバー新設
最適化改善とBot練習追加って、地味だけど「ちゃんと製品として詰めてます」のサインなんだよな。Bot撃ちでウォームアップできるかどうかって、エイム調整する身からすると死活問題で、ここを入れてきたのは分かってる。あと爆破マップは「第3補給倉庫」「Cross Port」「Provence」、TDMは「ウェアハウス」が判明してる。キャラは10体中6体(Astra/BlackCat/Carlos/Fox Recon/John hawk/Lapis)が表に出てる。
Black Market、これが地味にアツい

Final CBTで新規導入されたBlack Market、プレイヤー間でアイテムを取引できるやつ。これ、今のF2P界隈のトレンドにバッチリ乗ってる。無料で遊んで→アイテム手に入れて→Steamマーケットで取引、という流れは『Banana』(2024)とか、2026年5月27日配信で同接40万を出した放置RPG『TBH: Task Bar Hero』とか、今いちばん盛り上がってるジャンルだ。
つまりSAZは、対戦FPSとしての面白さに加えて、自分が手に入れた戦利品に”価値”が生まれるっていう現代的なワクワクを乗せてくる。勝って強くなって、レアな一着を引いて、それを誰かと交換する——遊びの軸が一個増えるのは素直に楽しい。具体的な取引の仕組みや対象アイテムはCBTで明らかになるはずで、ここは続報がいちばん待ち遠しい新要素だ。
本国・韓国でも、原作の存在感は健在
忘れちゃいけないのが、原作サドンアタックは今も韓国で愛され続けてる現役の国民的FPSだってこと。20年近く文化として生き続けてるタイトルの、その遺伝子を受け継ぐ新作なんだから、注目度は折り紙つきだ。実際、公開されたマップのグラフィックは現地でも「極上」と高く評価されてる。原作を知り尽くした本国が本気で磨いてる、という安心感がここにある。
ここまで並べると、SAZがこの一年で踏んできた段階の多さが見えると思う。発表(2025年3月)→Steam公開(5月)→タイFGT(7月)→Next Festデモ(10月)→Final CBT(2026年7月)。非公開のタイ回や8日間のデモを挟みつつ、数字をひと回りずつ大きくして最終テストまで走り切ってきた。「名前だけ借りた懐古商法」なんかじゃない、本気の作り込みがこの足取りから伝わってくる。いよいよ7月のFinal CBT、アクセスをリクエストすれば誰でも入れる。久々にあの爆破解除を、自分の手で確かめにいく価値は十分にある。
公式:Steam ストアページ / SAZ公式ニュース



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